仕事とボランティア

    ボランティア
    多くの専門家が活躍していることから、ベトナムでボランティアの仕事を探すのは難しいです。
    ボランティアの情報は、NGOリソースセンター(https://www.lonelyplanet.com/vietnam/hanoi/activities/ngo-resource-centre/a/poi-act/1068150/357880)でベトナムで活動している全ての非政府組織(NGO)の一覧を確認することができます。サービス・シビル・インターナショナルはベトナム内の様々な組織と繋がりがあり、退役軍人によってエージェントオレンジの被害者を救うために創設されたフレンドシップ・ビレッジも含まれています。国際共生社会研究センターは開発の問題について、国際交流などを通じて取り組んでいます。パン・ネイチャーは環境問題について取り組んでいます。

    仕事
    西洋のバーやレストランでは求人があることがあります。これは現金支給の仕事で、煩雑な手続きなしで働くことができます。ダイビングスクールやアドベンチャースポーツの専門家は常に求人がありますが、多くの外国人の主要な仕事は外国語を教えることです。
    仕事を探すには、周りに求人情報を聞くのがいいでしょう。広告で発見できることは稀です。

    教えること
    ベトナム人学生に一番人気なのは英語です。マンダリン、フランス語、ロシア語の需要もあります。
    プライベートランゲージセンター(1時間あたり$10から$18)や家庭教師(1時間あたり$15から$25)は給料がいい仕事です。他の地域と比べて、ホーチミン市やハノイは時給が高くなっています。
    ベトナム政府が運営している大学でも外国人教師を雇っています。

    ベトナムに住み、英語教師として働きたいですか?
    もしあなたがベトナムで休暇以上に長い時間を過ごしたいのなら、ここに住み、英語を教えるための資格であるTEFLをi-to-i TEFLを使って取得して地元のコミュニティであなたの力を発揮してください。

    日本に教えたいベトナムのワークライフバランス

    日本人は勤勉な民族としての評判を構築しましたが、長時間労働は深刻な問題を引き起こしています。

    2015年に若い女性が会社からの圧力で長時間労働を強いられ自殺したという悲劇は、日本だけではなく世界中でニュースとなり、日本の働き方や労働者の心身を蝕むような倫理に対して疑問を呈する人が増えました。

    ひょっとすると、東南アジアの国から学ぶべきことがあるのではないでしょうか。

    「女性の両親を気の毒に思います。」と32歳のベトナム人は言いました。「しかし正直に言うと、なぜ彼女が自分で人生を終わらせてしまったのか、理解できません。」

    ベトナム人は労働時間に対して厳しく、毎日同じ時間に退社します。東南アジアで働く日本人には、現地の同僚が残業をしないことに対して不満を言う人もいます。しかし、多くの人は、ベトナム人はワークライフバランスをうまく保っていると言います。

    ベトナムの児童は毎日、昼食の後に昼寝をします。多くの事務員も同様で1時間半の昼休みのうち、仕事に戻る前の40分を昼寝に充てます。

    仕事量に関わらず、ベトナム人はいつも昼休みをきちんととります。残業があることは稀で、もし残業する場合は、その分の給料が支払われるかをしっかり確認します。

    それに対して日本は、終わりの見えない仕事を終わらせるために、昼休みを返上してデスクで昼食をとるのです。

    個人の短所や経験不足を補うために残業し残業代が支払われないという日本の文化に疑問の声もあります。

    国連の国際労働機関によると、ベトナム人女性は平均で26週間の産休と育休を取ります。これは東南アジアのどの国と比べても2倍の長さとなっています。

    ベトナムの多くの国有事業は社内に託児所があります。国が後援している織物製造業のGarment 10は、工場の隣に330人の子供を収容できる施設があります。労働者1人につき月1,200,000ドン($52.67)で利用することができ、お迎えが遅くなっても延長料はかかりません。

    ベトナムにガラスの天井がないわけではないですが、日本で母親が働く環境は恥ずべきとも言えます。

    ベトナムの経済規模は、1人当りの所得を見ても日本と比べるとかなり小さいですが、健全な職場を作り上げる上で、ベトナムから学ぶべきことはたくさんあるのです。

    ベトナムで働きやすい会社

    ベトナムで働くにあたって、ユニリーバが1番だと言われたことがあります。これは年1回リスト化されていて、他の海外企業も多く掲載されています。

    Anphabeとニールセンが行った2016年の「働きやすい企業」調査では、大手乳製品製造会社のビナミルクが2位となり、4年連続のチャンピオンにはなれませんでした。

    続いて、ネスレ、マイクロソフト、IBMとなっています。海外の企業がトップ20のうち15社となっています。

    今年の調査では、異なる24のセクターで働く26,128人の労働者から回答を得ることができました。ランキングは給料、ボーナス、福祉、ワークライフバランスによって評価されています。

    例年通り、ベトナムの中小企業が労働環境を整備しているにも関わらず、調査は大企業に好意的な回答が多くなっています。

    ベトナムの求職者と労働者はより良い福利厚生と企業文化に注目し、企業に対して望むものも増えています。

    HSBCによると、ベトナムが移住者にとってキャリアを構築する上でワークライフバランスと利益が多いということから、上位にランクインする企業が増えてきたと言います。

    ロンドンに拠点を置くExpat Explorerの調査は、2016年3月から5月にかけて、100以上の国の26,871人の移住者に対して、キャリア、個人的な財政状況、経済、文化、滞在国の生活水準の満足度についてアンケートを行いました。

    オンラインでの労働許可証の発給

    2017年10月2日から、ベトナムで働く外国人労働者に対するインターネットによる労働許可証の発給が、労働傷病兵社会省よる第23号/2017/TT-BLDTBXHに従って適用されました。

    これにより、外国人の’労働許可証の発給や再発給は電子上で行われます。

    外国人労働者が働き始める日の少なくとも7営業日前までに、雇用者は申告書の情報を申告し、労働許可証の申込書を電子ポータルから提出しなければなりません。書類には申告書、外国人労働者の管理に関する法律の規定に基づいた電子処理に必要な同封の書類が必要です。もし書類が紙ならば、雇用主がpdf、doc、docx、jpgなどのファイル形式にする必要があります。

    書類を受け取ってから5営業日以内に、ライセンス・エージェンシーから雇用主にEメールで返信がきます。もし書類が無効なら、ライセンス・エージェンシーがその理由を記載します。

    書類が有効である旨の返信を受け取ったら、不正などがないかの確認のために、雇用主は書類の原本を直接提出するか郵送しなければなりません。ライセンス・エージェンシーが原本を受け取ってから最大8時間で、雇用主に結果が伝えられます。

    この規則は2017年10月2日から有効となります。

    ベトナムに移住するべき8の理由

    ここ数十年、海外へ移住したり、移住を考える人々が劇的に増えています。もしあなたがアジアの国に移り住み、働きたいと思っているのなら、ベトナムは最高の場所であると言えます。以下の理由で、あなたはよりベトナムに移住したくなるでしょう。

    仕事の機会
    明らかに、世界経済におけるアジアの重要さは高まっています。そしてベトナムの持続的な経済成長は何百万という新たな仕事を生み出しています。事実、世界の多くの場所で雇用がないことが問題になっていますが、ベトナムは特に外国人の求人で溢れています。需要のある分野は、教育、財政、銀行、ITで、英語さえわかれば言葉の壁は関係ありません。

    比較的高い給与水準
    HSBC Expat Explorer調査の第七版によると、もし6桁の給料を得たいのなら、アジアへ行くことを推奨しています。その調査では、世界で250,000ドル以上を稼いでいるのは7%ですが、ベトナムへの移住者は15%ととなっています。さらに、ベトナムへの移住者の75%が可処分所得の高さに満足しているようです。良い給料は、あなたの仕事の魅力を高めます。

    安い金額で余裕のある暮らし
    世界のあらゆる場所と比べても物価が安いことから、移住者はそこまで金額をかけなくても、快適な暮らしができます。どの予算にも合うような、都心にある家具家電完備の贅沢なアパートメントから、郊外の質素な家まで、様々です。また、西洋の料理を安く食べることができます。HSBC Expat Explorer調査によると、移住者の49%が地域のレストラン、映画館、音楽バーなどの夜の娯楽に費やすお金が少ないと言います。世界の平均は23%なので、安いことがわかります。これらの理由から、ベトナムは世界でもコストパフォーマンスの良い国となっているのです。

    文化の面白さ
    移住者の64%が、ベトナムは住むにあたって文化的に魅力のある国であると回答しています。なぜなら、ベトナムの文化を体験することも、お金をかけずにできるからです。
    ベトナムは印象的で特色のある文化を持っています。食事もバラエティに富んでいて、テトやそのほかの休日は特別な料理を堪能することができます。また「ストリートカルチャー」があり、食事や飲み物の屋台をいたる所で見つけることができます。人々は時に歩道に座り、食事や持ち帰りのコーヒーを持ち寄って会話を楽しみます。
    旧正月、中秋などベトナムには年中たくさんのお祭りがあり、様々な催しがあります。ベトナムの人々は急速に発展した都市にもかかわらず習慣を大切にし、伝統的な村では陶器類や絨毯などを作り、民族市場は貿易のためだけではなく、文化や歴史の価値をプレゼントする場にもなっています。また、ここでは紹介しきれない様々な文化があります。

    ベトナム人の性格
    悲惨な歴史を経験し近年急速に変化してきたにも関わらず、ベトナム人は外国人に対して未だにおもてなしの心と寛大さを持っています。また、賢く、勤勉で、困難な状況を乗り越えてきたことから、より専門的で良い仕事ができるのです。彼らは純粋ですが、順応性があり、熱心で、物事を前向きに考え、楽観的です。ぜひ彼らと関わってみてください。

    安全性
    近隣国と比べて、ベトナムはその地形から住むにも働くにも安全であると言われています。自然災害はほぼありません。地震や津波、火山がないのです。政治的にも社会的にも比較的安定しています。ベトナムで政治的な混乱に巻き込まれることはまずないでしょう。さらに、犯罪率は低く、あなたが必要最低限の用心をしていれば、小さな犯罪は問題にならないでしょう。

    良好な気候
    ベトナムは北部、南部、中央で気候が異なり、常にどこかは良好な天候です。北部で生活すれば、四季を感じることができ、南部は雨季と乾季のみです。しかし、もしあなたが1年中温暖な気候を好むのなら、ベトナムはぴったりの場所です。

    素晴らしい景色と歴史的な場所
    ベトナムには多くの魅力的な観光地があります。晴れた海岸が好きですか?ベトナムには、ニャチャン、ムイネー、フークオック、ミーケなど、数えきれないほどの美しいビーチがあります。もし湖や小川がある綺麗で涼しい高地に行きたいのなら、ダラット、サパ、ムーカンチャイ、モックチャウなどに行ってみてください。ベトナムの文化や歴史や人々について学びたい方は、メコンデルタ、フエ、ホイアンまたはホーチミン市の歴史博物館に行ってみてください。さらに、フォンニャ=ケバン国立公園、ハロン湾、ファンシーパン山はその美しさが世界的にも認められています。いずれにせよ、休暇や休日にどこへ行くかの心配をする必要は全くありません。